不倫夫とサレ妻 弁護士離婚交渉と解任 別居生活二年目

こんにちは。
じゅんです。
別居生活一年目の私は、不倫発覚直後から時間が止まったままの精神状態でした。
眠れない、悲しい、辛い。なんで私だけこんな思いをしなくてはいけないんだろう?
何をしていても涙が出てくる。
当時の私は、夫はいつかは不倫相手の女性と別れて家族とやり直せる日が来るのではないだろうか?なんてバカな考えを持っていたので、夫から「離婚して欲しい」とかお財布ケータイを使っての散財の度重なる仕打ちに、何度も辛く悲しい思いをしながら生活をしていました。
でも、別居生活二年目を過ぎた頃、ちょっとした出来事で私の心がガラリと変わりました。
今回は私の心の動きと別居生活二年目に起きた出来事を書いていきたいと思います。
二年目に起きた出来事の時系列から見ていきましょう。
2018.6 息子が私の心を動かす
2018.7 弁護士に相談・依頼
8 離婚交渉・合意書の合意からの公正証書作成拒否
10 弁護士解約
息子が私の心を動かす
不倫が発覚して別居生活から一年が経とうとする頃でも私は泣かない日はないというぐらい、
毎日息子に気づかれないように隠れて泣いていました。
不倫の相手女性が分かったあの修羅場の日のこと、別居してから夫がしてきた数々を酷い仕打ちを思い出しては悲しい、辛い、怒り、憎しみ、これからどうやって生活をしていけばいいのだろう?
という不安。
いろいろな感情が沸いてきて、そのたびに涙が勝手に出てきました。
2歳になったばかりの息子が猫のこっちゃんと遊んでいる後ろで、私はいつものようにメソメソと泣いていました。
息子に背中を向けて泣いていると、息子が私に抱き着いてきました。
言葉の話すことができない息子が「あー、あー」と言いながら。。。
抱き着いてきたのか、私に抱っこをして欲しかったのか?
でも、いつものソレらのしぐさとはちょっと違うような感じがしました。
・・・えっ?
もしかして・・・
もしかして私を抱きしめているつもり??
・・・まさかね?2歳の子供が?
しばらくの間、静止した私の体と時間。
・・・私、泣いてばかりいて何をやっているんだろう。
泣いていてもなんにも変わらないのに。
泣いてばかりしてはダメだ、ワタシ。
その瞬間、今までの夫への気持ちやメソメソしていた気持ちが吹っ切れた感じがしました。
悲しんでいる場合ではない。
泣くのはやめよう、前にすすもう!!
この時から私の心の中には、夫と息子と家族三人で「やり直す」気持ちはなくなりました。
調停申し立てます
7月に入って夫から手紙が郵送されてきました。
久しぶりに目にする夫の書いた字。その字を見るだけで、そしてこの手紙が夫も触ったものだと思うだけで読む前から極度に手はこわばり震えと動悸がしてきました。
手紙の内容は
気持ちは変わらないので離婚調停を近々申し立てます。
との事でした。
不倫発覚から一年後、夫は私に離婚調停を申し立てます。と言ってきました。
弁護士に相談・依頼
夫から離婚調停の申し立てをするという手紙の内容をどうやって解決しようかと、急いで相談のできる弁護士さんを探しました。
私の気持ちに寄り添ってもらえる弁護士さんを紹介して欲しいと、事情を知っている友人に連絡をしました。
ラッキーな事に知人から弁護士さんを紹介してもらうことになり早速連絡を取りました。
離婚なんて何度も経験することではないし、自分が今どんな状態にあるのか、これからどう進めて行けばよいのかなど、弁護士さんと話しアドバイスを頂く事で少しずつ心と考えを整理することができました。
この時の私は、夫に不倫されて裏切られたショックや悲しみ、苦しさ、そして、これから息子とどう生きて行けばいいのかという不安とで精神的にいっぱいいっぱいでした。
睡眠時間も睡眠障害で毎日1、2時間しか取る事ができなかったので思考力がなくなっていた私は、弁護士さんからアドバイスを貰えた事でその日は久しぶりに深く眠る事ができました。
離婚交渉・合意書に合意
弁護士さんと契約を交わして、すぐに詳細を説明し離婚交渉を行うことになりました。
離婚交渉とは
協議離婚の代理交渉をすること 弁護に依頼することで、自分の代わりに協議離婚で決める離婚条件について交渉を行ってくれる
8月の初旬に離婚交渉を行うことになりました。
夫にカフェに来てもらう約束をして、私と弁護士さんでテーブルに座り夫を待っていました。
夫が席に着いて弁護士さんの紹介をしてすぐに私はその場から退席をして交渉を弁護士さんにお願いしました。
弁護士さんが夫の不貞行為により、婚姻関係が破綻したことや私の要望を3回繰り返し説明した上で夫は私の要望をすべて受け入れると言ってきて、なおかつ、
私の提示した慰謝料と養育費の請求額に自ら数百万円の上乗せをした金額で合意書に印を押しました。
夫が慰謝料の金額を数百万の上乗せしたことに驚きつつもこれで終わる。あとは校正証書を作成するだけ。
弁護士さんも旦那様が合意書に印を押したのでここまでくれば大丈夫です。
校正役場の予約は二週間後でご主人も校正証書の作成に応じると言ってましたのであとは書類上の手続きになります。
と言ってくれたので安心する事ができました。
校正証書作成拒否します
離婚交渉をした次の日、夫が昨日の態度から一転して請求額が高過ぎるので校正証書の作成には応じられないと言ってきたと連絡がありました。
私は頭の中が真っ白になりました。
どういう事?合意書にハンコを押したじゃない?
しかも自分から慰謝料の請求額が低いからと上乗せしてきた金額で承諾したんでしょ?
瞬時に疑問と怒りが混じった感情が沸いてきました。
でも、心のどこかで「やっぱりな・・・」という気持ちもありました。
弁護士さんから話を聞くうちに、どうやら義母がストップをかけて、夫が校正証書の作成はしないと言ってきたらしいという事が分かりました。
雲行きが怪しくなる
離婚交渉後、弁護士さんが夫と何度か電話で交渉をしてくれました。
8月の終わり頃、私への弁護士さんの対応が変わってきました。
どう変わったのかって、夫寄りの発言になってきたのです。
弁護士さんが、離婚交渉をしてくれた日に「合意書に実印で押して貰っているのでここまでくれば大丈夫です」とまで言っていたのに、合意書があれば大丈夫って言いましたよね?と私が弁護士さんに聞くと、
「そこは悩ましいところでしてね」と話をはぐらかされてしまう事が続きました。そして、
「○○(夫の名前)さんが慰謝料は高過ぎると言ってます」
「このままでしゃ合意してもらえません。もっと慰謝料や養育費の請求額を下げてください」
「じゅんさん、離婚したかったらもっと下げないと!!」
と言われるようになり、次第に弁護士さんが夫への配慮する言葉も多くなっていき、依頼した頃の頼りになる弁護士さんではないと思いました。
私が夫へ請求したい額よりもかなり低い額(夫の要望に近い額)を提案してきて、
「じゅんさん、この金額で離婚できれば良い方ですよ!!どうですか??」
と言われましたが、この請求額では納得ができないと話したところ、弁護士さんからの連絡がピタリと来なくなってしまいました。
そこから約1か月過ぎた9月末に夫との交渉が進んでいるのか弁護士さんに確認すると
「ご主人がしびれを切らすまで待っているんですよ!!ご主人はすぐにでも離婚をしたいのですからもうそろそろイライラしてきている頃ですよ!!」
しびれを切らして弁護士に連絡したのはおまえの方だったな 笑 こっちゃん
旦那がしびれを切らせるのを待っているって言っていたけど、だた放置されていたような気がするんだよな。
待っている間もどんな交渉をしてくれているのか不安だったし、今はどんな状況なのかっていう連絡さえ、弁護士さんからなかった。
今思えば、すごく時間もお金ももったいなかったって思うよ。じゅん
弁護士への不信感
弁護士さんに相談やこれからの進め方について連絡すると、
「もうこの金額(夫が提示してきた低い金額)がベストです。ずっとこの状態を続けるなんて精神的に辛いはずです。
もし調停をしたら確実にこの金額は取れませんよ!!」
私の意見も聞かずに、まくし立てるように話をしてくる弁護士さんに質問もできないし信頼関係ももうない。解任したい。
でも弁護士さんを解任するなんてこわいし、これから私一人でどう進めて行けば良いか分からない。
また振り出しに戻るし着手金も戻ってこないしもったいない・・・。
こんなモヤモヤした気持ちでいっぱいでした。
弁護士の解任したい思い
弁護士さんを解任したいと思うようになったわけ。
・信頼ができなくなった
・相談できなくなった
・私の気持ちに寄り添った提案やアドバイスもなくなり、夫の要望している金額の慰謝料・養育費で離婚をすすめるようになった
・今、この金額で離婚しないともっと低い請求金額でしか離婚できないと、まくし立てるように話して電話を切る
私に対する弁護士さんの対応に一気に不信感を感じ、信頼関係がなくなった。
→相談をすることをしなくなった。
誰のための弁護人なのか、困ったときに相談しても否定をされて弁護士さんの意見に私が「はい、わかりました」と言うまで説得される。
→弁護士さんと話すことも嫌になってしまいました。
弁護士さんと話せば話すほど、弁護士さんへ抱く不信感は募るばかりで解任したい気持ちが大きくなりました。
新しい弁護士に相談
知人に相談すると知人が法律事務所に働いているから一度、その弁護士さんに相談してみたらどうかと言われ、10月の下旬、弁護士さんに「(私が依頼している)弁護士さんの相談」という、ちょっと変わった相談をしてきました。
私は、今依頼している弁護士さんと交わした契約書とを見せて、解任の際にトラブルにならないか、追加の支払いか確認したところ追加料金も違約金もしなくても大丈夫との事。
また、今までの離婚交渉からの経緯を話し、今依頼している弁護士さんの言ってきている請求額よりは、証拠が揃っているので調停を申し立てて法律で裁いた方が、高い金額で取れる事も教えてもらいました。
「これだけしっかりとした証拠が揃っているので大丈夫です。調停の方がいいですよ。」と弁護士さん。
私の心は少しずつ離婚交渉から離婚調停を申立てした方が良いのかな?っていう気持ちに変わっていきました。
緊張しながら弁護士の解任
知人の知り合いが働いている弁護士法律事務所の弁護士さんに相談をしに行った次の日、今依頼している弁護士さんにメールで解任の手続きをお願いしました。
すると数分もかからずに返信メールが来ました。
そこには「承知いたしました。今までお預かりしていたものと合意書等書類、解任届を送付しますので解任届のみ返送ください」と書かれていました。
あっさりしているなー。とも思いましたが、何も言われなくてよかった、これでまた前に進むことができるとホッとした瞬間でした。
そして、
あの相談した弁護士さんに依頼しなおそう。
昨日の弁護士さんに賭けてみよう。そう思いました。
不倫夫とサレ妻 弁護士離婚交渉と解任 別居生活二年目 まとめ
別居生活を始めた頃の私は、夫が戻って来てまた一から家族でスタートさせたい気持ちがありました。
でも、息子が泣いている私を抱きしめてくれた行動で私の気持ちはガラリと変わり、前を向いて進む決心がつきました。
泣いていても変わらない。毎日悲しい、辛いなんて感情で過ごすより、息子と二人で心の底から笑って過ごした方がずっと楽しいし幸せだということに気づかせてくれた息子に感謝です。
どっち側の弁護士?夫に私よりも高い金額で依頼された?と思うぐらい、最初に依頼した弁護士さんは、本当に驚くほど後半は夫寄りな意見で私を説得してきて精神的に参りました。
着手金は勿体ないけどこれ以上は依頼し続けていても意味がないと判断しました。
解任するときは、相手が弁護士さんなので、難しい言葉を並べられて追加料金や違約金が発生したらという不安もありましたが、トラブルもなく解任することができました。
次回は、新しい弁護士さんに依頼、そして離婚調停の申し立てのお話をしたいと思います。